@article{oai:setsunan.repo.nii.ac.jp:00001513, author = {畠山, 俊宏 and HATAKEYAMA, Toshihiro}, issue = {1・2}, journal = {経営情報研究:摂南大学経営学部論集, Journal of Business Administration and Information}, month = {Feb}, note = {本稿の目的は、液晶部材・製造装置に関連する日本企業の海外展開の推移を明らかにすることである。 液晶パネル・液晶テレビ産業は、日本、韓国、台湾、中国という東アジアを中心に発展してきた。その発展に重要な役割を果たしてきたのが日本の液晶部材・製造装置企業である。本稿では、輸出の推移と海外生産拠点の設立状況の分析を通じて日本の液晶部材・製造装置企業の海外展開がどのように進んできたのか明らかにする。 液晶用ガラスの輸出は、当初は韓国と台湾は多くなっているがその後は減少している。一方、中国向けの輸出が占める割合は増加している。偏光材料性のシート及び板の輸出は、韓国と中国は伸びているが、台湾は増加していなかった。フラットパネルディスプレイ製造用の機器の輸出は、中国は増加しているが韓国と台湾はあまり変化がなかった。 生産拠点の設立状況は、企業数は中国が最も多く、韓国、台湾を大きく上回っている。拠点の設立は、韓国と台湾は2001 ~ 2005 年が最も多く、中国は2011 ~ 2015 年がピークになっている。 輸出、海外生産拠点の設立ともに、当初は韓国、台湾が伸びて、その後は中国が増えていた。すなわち、日系の液晶パネル関連企業が重視している国は韓国、台湾から中国へとシフトしていた。また、輸出、海外生産の増加する時期からは日本の液晶パネル・液晶テレビ企業が衰退したから海外進出したわけではないと考えられた。日本の液晶部材・製造装置企業は自社の成長のために自ら海外展開を進めてきたのである。}, pages = {57--71}, title = {日系液晶パネル関連企業の海外展開}, volume = {30}, year = {2023}, yomi = {ハタケヤマ, トシヒロ} }