@article{oai:setsunan.repo.nii.ac.jp:00000692, author = {三木, 僚祐 and MIKI, Ryosuke}, issue = {1}, journal = {経営情報研究 : 摂南大学経営情報学部論集}, month = {Sep}, note = {P(論文), Kaplan(Robert S. Kaplan)が、Johnson(H. Thomas Johnson)との共著で、Relevance Lost-The Rise and Fall of Management Accounting を発表してから既に25 年が経とうとしている。本書は、出版されるや否や多くの研究者の注目を集め、その後の管理会計研究にも大きな影響を与えた。本書の中で書かれていることの中で注目を集めたのは、1925 年までに伝統的な管理会計技法のほとんどが開発されてしまっており、企業環境が激変している現在において管理会計は有用性を失ってしまっているという主張である。この主張に多くの研究者が衝撃を受け、その後、新しい管理会計技法開発の開発に関する研究が数多くに行われるようになったのである。ところで、管理会計が有用性を失ってしまったという主張については、今まで多くの研究において取り上げられてきたが、一方で、有用性の喪失を受けて、Johnson=Kaplan は、どのように管理会計システムを革新しようと考えていたのかについては、実はほとんど明らかにされていない。もちろん、本書の中で、提案されている新しい原価計算技法であるABC(Activity-Based Costing:活動基準原価計算)については、多くの研究の中で考察されているが、このABC が、Johnson=Kaplan が構想する新しい管理会計システムの中で、どのように位置づけられるのかについては、明らかにされていないのである。しかし、Relevance Lost の中で、Johnson=Kaplan は、確かに、あるべき管理会計システムの姿について言及しているのである。そこで本研究では、Johnson=Kaplan が、Relevance Lost の中で、伝統的管理会計の有用性の喪失を受けて、管理会計システムをどのように変革しようとしていたのかについて、明らかにしていきたい。}, pages = {61--81}, title = {レレバンス・ロストの再考}, volume = {20}, year = {2012} }