@article{oai:setsunan.repo.nii.ac.jp:00000849, author = {大野, 順子 and ONO, Junko}, issue = {11}, journal = {摂南大学教育学研究, Bulletin of Educational Research of Setsunan University}, month = {Jan}, note = {本研究論文は、高校公民科での実践において、他者──ここではクラスメイト──と「熟議する(deliberative discussion)」という手法を取り入れ、高校生が政治に対する関心や意識をどのように変容させていったのかについて、「熟議する」教育手法の効果を検証したものである。結果、熟議することによって、他者の存在が自己の政治への関心を高め、個々の価値観を省察的に変容させるという効果があることが明らかとなった。また、そうした個々の変容が、生徒個人の変容だけにとどまらず、他者との熟議の中における合意形成過程で、社会変革にもつながる萌芽ともなりえることが確認できた。さらに、熟議は生徒間に協同的な学習スタイルが構築されることも示され、生徒の学びの質を向上させる可能性も看取できた。今後は、個々の「熟議する」プロセスが、実際に社会変革とどのようにつながっていくことになるのか、その詳細を見ていく必要があろう。}, pages = {19--32}, title = {熟議することに重点を置いた高校公民科での取り組み― 選挙マニフェストを読む授業を通して ―}, year = {2015} }