@article{oai:setsunan.repo.nii.ac.jp:00000858, author = {西川, 眞由美}, issue = {23}, journal = {摂大人文科学, The Setsudai Review of Humanities and Social Sciences}, month = {Jan}, note = {DM so は、従来、後件が前件から導き出される結果(結論)であることを示すために用いられると考えられてきた(Schiffrin 1987: 191-227; Blakemore 1988: 191-227 他)。しかしながら、DM so の機能は非常に多様で、談話の中のさまざまな節目に生起し、会話の開始や終了、話題の調整(導入・転換・展開・回帰など)や談話の総括などを表すためにも用いられる。Schiffrin やBlakemore の考察は、DM so の基本的な例は説明することができるが、このような発展的な例を説明することができなかった。本稿では、さまざまなDM so の使用例を分析し、DM so の多機能性について考察する。そして、DM so が記号化する意味はSchiffrin やBlakemore によって研究された機能的意味であり、談話の中でDM so が持つと考えられるさまざまな機能はその文脈で後続発話に関する聞き手の解釈において語用論的に導出される文脈効果であることを示す。さらに、それぞれの機能の違いは、どこまでを解釈に必要な作用域としてとるか、そしてどのような文脈想定を解釈の推論プロセスに使うかなどに起因することを示す。}, pages = {25--42}, title = {談話標識so の多機能性についての一考察}, year = {2016} }