@article{oai:setsunan.repo.nii.ac.jp:00000009, author = {Herke, Michael and Herke, Michael}, issue = {21}, journal = {摂大人文科学, The Setsudai Review of Humanities and Social Sciences}, month = {Jan}, note = {1852 年に出版されたスザンナ・ムーディのオンタリオ地方の移民としての体験に基づいた自伝的小説Roughing It in the Bush, or Life in Canada は、いまだにカナダ文学に大きな影響を与えている作品である。ムーディは執筆の動機を、裕福な 中上流階級の移民たちが、それまで何を聞き何を信じてきたかに関わらず、未開のカナダの大自然の中ですべてを確実に失ってしまうであろうことを警告するためであると述べている。この論文ではムーディがこの目的を達成するために使っている テクニックを検証している。この小説は当時の一般的な文学形式であるスケッチという技法を用いている。登場人物や出来事の断片的スケッチは、極端な感情や行動、はっきりした正と悪といったメロドラマ様式で描かれている。またムーディは、この本において原型的な追放と救済という、彼女の読者層が古典文学や宗教文学、特に聖書でおなじみのパターンであるロマンチックな冒険物語を構築している。批評家の中にはRoughingIt in the Bush を一貫性がなく分裂症的であると指摘する者もいるが、上記の構造から見ると、この作品は現代の読者に貴重な歴史的洞察を与えるものである。}, pages = {85--106}, title = {Back in the Bush: Revisiting Susanna Moodie’s Roughing It in the Bush; or, Life in Canada}, year = {2014} }